【福岡県第5学区】内申点について
こんにちは!YONE式塾長の米倉です。
今回は福岡県の高校入試には欠かせない、内申点についてまとめています。
内申点についての基本的な情報から、内申点の上げ方まで様々な角度で紹介させていただきます。
内申点について
内申点について説明する前に、まずは内申書(調査書)について説明させていただきます。
内申書(調査書)とは?
内申書(調査書)とは中学校の先生が記入し、高校に提出する書類のことです。
中学校の先生は、生徒の学習面や学校での様子を内申書(調査書)にまとめます。
学習面においては、通知表に書かれる各教科の5段階の評定を記載します。
学校での様子においては、出席状況や委員会活動、部活度など学校での活動全般を記載します。
取得している検定や資格も記載できますが、英検や漢検など3級以上であることが条件になります。
中学校の先生はこの内申書(調査書)を生徒が願書を出した高校に、入試の合否判定資料として提出します。
内申点とは?
では、よく耳にする内申点とは何でしょうか。
内申点とは、内申書に記載するための、中学校での学力を点数にしたものです。
内申点は、通知表の5段階の評定をもとに、各県で定められたルールに基づいて算出されます。
【福岡県】内申点の計算方法
内申点の計算方法
福岡県の内申書に書かれる内申点は、中3の評定のみで計算されます。
計算方法はいたってシンプルで、9教科の5段階の評定の合計で算出します。
例えば、中学3年生の9教科の5段階の評定がオール4の場合、内申点は4×9=36、内申点:36点となります。
満点は45点(5×9教科)です。
内申書には1,2年生の評定も記載されますが、内申点として記入するのは3年生の評定の合計になります。
内申点の影響
高校入試に合格するためには、行きたい高校の基準の「内申点」に達しておく必要があります。
「入試本番の点数」と「内申点」が基準を越えた場合、合格に近い状況になります。
しかし、「入試本番の点数」と「内申点」のいずれかが基準を越えていない場合、内申書に書かれている「出席状況」や「活動の記録」、「1,2年生の評定」を見て総合的に判断されることになります。
「入試本番の点数」は良くても、「内申点」で不合格になることもあります。
【目安】第5学区の公立高校の内申点の基準
【高校名】 | 【内申点の基準】 |
---|---|
筑紫丘高校 | 39 |
春日高校 | 37 |
福岡中央高校 | 34 |
筑紫高校 | 34 |
筑紫中央高校 | 32 |
福翔高校 | 31 |
武蔵台高校 | 28 |
柏陵高校 | 28 |
博多工業高校 | 27 |
太宰府高校 | 26 |
福岡農業高校 | 24 |
内申点の上げ方
2021年から通知表の評価基準が変わっています。
「思考・判断・表現」「知識・技能」「主体的に学習に取り組む態度(主体性)」の3つの観点で判断するようになっています。それを踏まえて大切な要素を3つに絞りました。
定期テストの点数
定期テストの各大問の隣にはたいてい「思考・判断・表現」「知識・技能」の文字が書かれています。
まさに、これを基準に中学校の先生たちは通知表をつけています。
中間考査・期末考査で良い得点を取ることが内申点を上げる一つの指標になります。
授業態度
先生方は授業中、生徒の様子をよく見ています。
「主体的」に授業に参加しているかも大きな指標です。
授業を妨げる行為や、寝ているなどは当然アウトですが、ただ授業を受けているだけで、積極的に発表や質問ができていなければ評価は上がりません。
提出物
宿題はもちろん、各教科のワークや課題プリントの提出は必須です。
提出物が出されていない場合、5 → 4、4 → 3、3 → 2と評定が1つ下がる可能性が高いです。
最近ではテストのやり直しシートや自発的なノートの提出も「主体的」な観点で見られています。
まとめ
今回は内申点についてご紹介をさせていただきました。
「志望校に合格したい。」と思って受験勉強を頑張っても、「内申点」で不合格になることもあります。
日々の学校生活から気持ちを引き締めて取り組んでおく必要があります。
YONE式では、内申点を作るためのアドバイスや、定期テスト対策も随時行っております。
興味を持たれた方は、いつでもご連絡お待ちしております。
今回も閲覧いただきありがとうございました。